インロー金具をきれいに取り付けるためのポイント
インロー金具を軽鉄や木下地に取り付ける際、座金のフラットバーの前ツラと下地の前ツラを合わせるとインロー金具の角パイプが水平になるように製作しています。
水平をチェックする必要がないのも特徴の一つです。
ただし、ひとつ注意点があります。
棚板をインロー金具に差し込む際、棚板と角パイプとのクリアランス(すき間やニゲって言います)が、棚の水平性に影響する可能性があるということです。
重力には逆らえませんし、棚板に置く物の重さによっては、手前側(鼻先)が下がってしまうこともあります。
これを防ぐために、インロー金具の先端をやや上向きに取り付けることをおすすめします。 座金の下を下地の前ツラと揃え、座金の上を下地より0.5~1ミリ程度奥にして取り付けます。
座金の長さ200ミリで1ミリずらすのですから棚板の奥行400の場合で2ミリ上がる計算になりますが、経験上それほど上がらず、 少しの工夫で、見た目もぐっと良くなりますよ。