金具を棚板の中に差し込み、すっきりとした見た目に仕上げるインローブラケット。
「種類が多くて、どれを選べばよいかわからない」というお問い合わせをいただきます。
タテモノカナモノでは、角パイプの13・16・19mm、間柱13・16・19mm、丸パイプの16・19mm、さらに9mm角棒・9mm丸棒・12mm丸棒の、合計11種類をご用意しています。
選ぶ際のポイントは、棚板の加工方法、棚板の厚み、載せる物の重さです。順番にご説明します。
角タイプと丸タイプ、どちらを選ぶ?
木工所で棚板を製作する場合は、角タイプがおすすめ
木工所で棚板を製作し、あらかじめ差込み用の角穴を加工できる場合は、角パイプ・角棒タイプがおすすめです。
棚板の製作段階で金具に合わせた加工ができるため、多くのお客様がこちらを使用されています。棚板を手配する前に、木工所へ穴加工が可能かをご確認ください。
既存の棚板に現場で穴を開ける場合は、丸タイプが候補
既存の棚板を利用し、現場で差込み穴を加工する場合は、ドリルで穴を開けられる丸パイプ・丸棒タイプの方が加工しやすくなります。
ただし、深さ250mmの穴をまっすぐ開ける作業は容易ではありません。 使用する工具や加工方法を含め、施工される方に事前の確認をおすすめします。
金具の太さは、棚板に納まる範囲で太いものから
同じ材質・形状・取付条件であれば、基本的に太い金具ほど、棚を支える強度を確保しやすくなります。
角タイプの場合は、19mm → 16mm → 13mm → 9mmの順に、棚板に納まるかをご検討ください。
ここで大きく関係するのが、棚板の厚みです。金具を差し込むスペースに加え、その上下にも棚板の厚みを確保する必要があります。
厚さ50mmの棚板の場合
厚さ50mm程度の棚板であれば、19mm角パイプのインローブラケットを差し込むスペースは、比較的確保しやすくなります。
ただし、棚板の構造や穴の加工寸法は、木工所との確認が必要です。
厚さ25mmの棚板の場合
例えば、厚さ25mmの棚板を、上側9mm・下側6mmの板で構成する場合、内部に確保できる高さは次のようになります。
25mm − 9mm − 6mm = 10mm
この場合、寸法上の候補は9mm角棒のインローブラケットです。
なお、これは納まりを説明するための例です。上側9mm・下側6mmという寸法で、必要な強度が確保できることを示すものではありません。
また、差込み穴には金具そのものの寸法に加え、差し込むための余裕が必要です。例えば、13mm角タイプでは、高さ14mmのスペースが必要になります。
「金具が納まる」と「荷重を支えられる」は別です
棚板の中に金具を納められても、それだけで必要な耐荷重を確保できるとは限りません。
棚全体の強度には、次の条件も関係します。
- 棚板の幅・奥行き・厚み・材質・構造
- 載せる物の重さと、荷重がかかる位置
- インローブラケットの種類・本数・配置
- 棚の両端が壁に固定されているか
- 取付壁の下地と固定方法
特に薄い棚板では、金具だけでなく棚板自体の強度も検討する必要があります。載せる物や使用条件によっては、棚板の厚みや支持方法の見直しも含めて考えます。
【選定に迷ったら、棚板と取付条件をお知らせください】
タテモノカナモノでは、使用条件を確認し、インローブラケットの種類と本数をご案内しています。
お問い合わせの際は、次の情報をお知らせいただくと、選定がスムーズです。
- 棚板の寸法と材質:幅・奥行き・厚み・わかれば内部の構造
- 載せる物と重さ:棚全体にどれくらいの重量を載せる予定か
- 棚の両端の固定:両端が壁に固定されるか
- 壁の下地の幅:座金の幅50mm・38mmのどちらが取り付けられるか
図面や棚の取付場所の写真があれば、あわせてお送りください。
棚板を製作してから金具を選ぶと、差込みスペースを確保できないことがあります。
棚板の仕様を決める段階で、インローブラケットも一緒にご検討ください。